白ねぎ・春菊
普通のねぎに比べるとやや高価ですが、“白ねぎ”はすきやき料理には欠かせないもので、ぐつぐつと煮て柔らかくなったのは甘くておいしいですよね。
茎の白い“白ねぎ”は別名“根深ねぎ”とも言われ他のねぎとは一線を隔しているように見えますが、実は同じもので、育て方の違いで白い部分が太くて長いものになるようです。
ねぎ農家の人によると、そのコツはまず株同士の距離を短くして脇目が生えるのを抑えながら、表面に出てくる白い茎を絶えず土で隠すという根気のいる作業を繰り返すことで、この作業を怠ると脇芽がたくさん出てきて普通の葉ねぎになってしまうのだそうです。
そして白い部分が淡色野菜、緑の部分が緑黄色野菜に分類され、白い部分に多く含まれるツンとした匂いの“硫化アリル”という成分は風邪を予防する効果が絶大であると言われ、他にもビタミンB1の吸収を高めて新陳代謝を活発にしたり、血液の凝固を抑制してサラサラにし血栓や動脈硬化を予防する効果も高いことが確認されています。
次に“春菊”はその香りが独特なこともあって、人によって好き嫌いがはっきり分かれているようです。
私も小さい頃はあの香りがたまらなく嫌いで、すきやきに入っていたらお肉まで食べたくなくなるほどだったのですが、今ではあの香りが大好きでもちろんすきやきには絶対欠かしませんし、胡麻和えは毎日でも食べたいほどです。
ところで“春菊”はどこから日本に持ち込まれた野菜かご存じですか。
名前からしても日本独自のものと勘違いされそうですが、原産地は地中海沿岸地方で、それが中国に伝わって回復力や抵抗力を高める“食べる薬”として、鎌倉時代に日本に伝わってきました。
収穫の季節は特に限られておらず、種を蒔けばいつでも芽を出して成長し刈り取っても残った株からまた新しい芽が出て数回収穫が可能です。
そのことからも“無尽草”、“不断菊”と言ったり、春にマーガレットのように可憐な花を咲かせたり葉の形が菊の葉に似ていることから“春菊”と呼ばれるようになったのだそうです。
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